2018年5月14日月曜日

講座日本風俗史(雄山閣)

最近入手の本だが、昭和30年代の「講座」風の本のなかには、良いものがいくつかあり、これもその1つ。
「風俗史」とは今は聞き慣れないかもしれない。今は、衣服などは服飾史、民具は民具史など別々になっているようだが、そのほか衣食住、芸能や娯楽、祭礼や行事、村や町の仕組み、旅風俗や性風俗まで、社会生活全般が対象となるようである。それらが、大きめの図版を大量に掲載し、池田弥三郎、和歌森太郎らによって語られる。
江戸時代のことがより多く語られるのは、明治時代的近代に「失われたもの」がテーマだからであろう。(全12巻、ほか別巻8冊)

0 件のコメント:

コメントを投稿