2017年11月26日日曜日

「地球史を読み解く」丸山茂徳(放送大学)

丸山茂徳「地球史を読み解く」。放送大学で視聴可、2014年以来、断続的に再放送。そのノートの一部。

 5~6億年前に、超大陸・ゴンドワナ大陸が南半球にできて、火山活動が活発となり再び大陸が分裂して行くときに、三葉虫など海の生物が爆発的に進化・拡散した。やがて魚類が生まれ、3~4億年前には動物は陸上にも進出、というより、地殻変動で陸に取り残された水棲の動物があったと思われる。そのとき陸には大森林ができていて、空気中の二酸化炭素が減り、酸素が増えていたという。
 分裂を始めた大陸は、2億5000万年前にいったん合体して「パンゲア大陸」となり、そこからまた分裂を始める。そのころ爬虫類が出現。哺乳類も現れるが、大型爬虫類(恐竜)の全盛期となる。
 そして6500万年前に恐竜は絶滅。原因は、巨大隕石の落下とか、太陽系が暗黒星雲の中を通過した時期だったからとか、諸説がある。
 その後、大陸は現在の位置に近づいて行く。インド大陸がユーラシア大陸に衝突したのは、千数百年前。それに近い時期に、日本海が裂けて日本列島ができ始め、アフリカ東部が裂けて大地溝帯ができ始める。アフリカ大地溝帯では人類が誕生。

現在の大陸は皆、東アジアに向かって移動中であり、2~3億年後には再び全部が合体して、北半球に超大陸ができる。その名は「アメイジア大陸」。3億年後には大陸はまた分裂して行くが、そのころは、二酸化炭素が極端に少なくなって、実を稔らせる植物は絶滅に近い状態になることが予想される。
その原因となるのは、炭素がふくまれる微生物の死骸が海底に蓄積し、海底のプレート移動でマントル内に沈んでしまって、地上の炭素は激減し、二酸化炭素も激減する。食糧がなくなるので、大型動物も生き残れない。海水もマントル内に落ちて、だんだん海が消滅してゆく。

予想される地球の未来
4億年後 二酸化炭素の消滅、C4植物(穀類など)の死滅。それに依存する動植物に打撃。
  CO2は地球に埋没しつつマントル対流していたが、そのバランスが、崩れてゆく。
10億年後、プレートテクトニクスの停止。海水がマントルに飲み込まれてゆく。それは6億年前から進行中だった。火山活動も停止。磁場の急減。宇宙からの有害電波。空気の散逸。
15億年後、海の消失。灼熱の金星状態。
35億年後 アンドロメダ銀河との衝突
80億年後 太陽の膨張により地球が呑み込まれる