2017年12月12日火曜日

『日本語とタミル語』大野晋

私の地元の地域行事で、昼食に赤飯がふるまわれたとき、岩手県出身のある人が「自分の田舎では赤飯に砂糖をかけて食べる」と言った。東北地方でそのようなことがあるということは、『日本語とタミル語』の冒頭にも書いてあり、炊きかたは違うのだろうが、南インドのタミル地方でも類似の行事があるとのこと。

大野晋『日本語とタミル語』(新潮社 1981)は、日本語とタミル語の系統の問題を論じた本だが、民俗学の勉強にもなるし、万葉集の歌の解釈、国文学の勉強にもなる。
ここから、民俗学や万葉集を、もう少し勉強してみたいと思わせる本でもあった。
前年の1980年には、中央公論社の「日本語の世界」全15巻の刊行が開始され、初回の『日本語の成立』(大野晋)も続けて読むことになった。