2017年12月4日月曜日

小沢正の童話『目をさませトラゴロウ』

竹やぶに住んで、いつもおなかをすかしているトラ、名前はトラゴロウと、人間や動物たちとの物語。講談社文庫から出たこともあるのは、大人のファンが多いということだろう。

トラゴロウは、あまり働かずに竹やぶでのんびりしていることが多いのだが、おこって人間をたべたりもする。
トラゴロウが2匹になる話や、途中で昼寝してしまった自分を置いたまま帰ってきてしまったとか、キバをなくしたトラはトラといえるだろうかとか、いわば「自己を二重化」する話が多く、大人も考えさせられるテーマが多いのである。哲学的にも読める。
1973年に理論社から「愛蔵版」が発行されたのだった。