2017年12月3日日曜日

石森章太郎『劇画 家畜人ヤプー』

沼正三原作、石森章太郎『劇画家畜人ヤプー』は、1971年の発行だが、その1~2年後ごろ、神田の古書店で大量に安売りしていたのを1冊買った記憶がある。調べたら版元の都市出版社は、1972年6月倒産。その直後だろう。
内容は、奇書といわれているが、日本人の人種コンプレックスを諷刺したものとして愉快に読んだ。西洋文化への盲従に対する皮肉の意味もある。吉行淳之介らも絶賛しているので、マゾヒズムとは女性礼賛表現の特殊な形でもあるのだろう。
小説よりも漫画を先に読んだ。この本のいう「劇画」とは、劇画初期の劇画ではなく、なんでもニューミュージックのような意味。